神鍋高原はスキー発祥100周年の節目の年を迎え、次の100年も雪を残す事を目的に行動しております。そしてこの度「観光における気候変動対策に関するグラスゴー宣言」に署名し、承認をいただきました。グラスゴー宣言の承認を受け、豊岡市の関貫市長にも報告を行い、持続可能な観光地を目指して地域が一丸となる事を報告いたしました。
【グラスゴー宣言とは】
「観光における気候変動対策に関するグラスゴー宣言」(以下グラスゴー宣言)は、2021年11月に英国グラスゴーで開催された国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)にて採択されました。この宣言は、観光分野における気候変動対策を加速し、今後10年間で観光部門でのCO2排出量を半減させ、2050年までに「ネット・ゼロ エミッション」を達成するための強力な行動をコミットすることを目的にしたものです。
23年8月現在、日本からは6団体、世界ではおよそ500団体が署名しており、締約団体は署名後12カ月以内に気候変動対策計画を策定、または既存計画の更新・実施する必要があります。
署名の内容は以下のとおりです。
【署名(英文)】
We believe that positive action is needed to share the joy of snow with our children and future generations. Therefore, we declare the following;
□We aim to reduce tourism-related greenhouse gas emissions at least 50% by 2030, and achieve carbon neutrality in the 2040’s.
□ We will respond to the needs for sustainable tourism on the premise that visitors can spend a comfortable and enjoyable time.
□We aim to achieve nature positive through utilizing local resources, reduce environmental impact and promote attractive tourism.
□We will learn together with the government, experts, business partners, and citizens, formulate a concrete action plan, and continue to take on challenges.
【日本語】
次世代の子供たちと雪の喜びを共感するために、積極的な行動が必要だと考えています。
□観光に関連する温室効果ガスの排出量を2030年までに50%以上削減することを目標に変革を進め、2040年代のカーボンニュートラルの実現を目指します。
□私たちは快適に楽しく過ごせる事を前提に、環境に配慮した観光へのニーズに応えます。
□地域資源を活用しながらネイチャーポジティブを実現し、環境負荷の低減と魅力的な観光振興を目指します。
□学びと挑戦:行政・専門家・事業者・市民の方々と共に学び、具体的行動計画を策定し挑戦し続けます。