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神鍋高原ゆきみらい100年宣言

神鍋高原は兵庫県北部に位置し、神鍋火山群を中心とした高原エリアであり、雪・水・土に恵まれ、自然と共生してきた地域です。1923年(大正12年)のスキー場開山以降、それまでの農業に加え、雪を中心とした観光産業は目覚ましい発展を遂げました。
現在の神鍋高原では気候変動による降雪量の減少や、異常気象による農作物被害等、自然環境の変化に伴う課題に直面しています。
持続可能な自然観光地域となり、次世代の子どもたちと雪がある喜びを共感するために。
今、私たちにできることは何かを真摯に考えた能動的な自覚と行動が必要です。
そこで私たちは、以下を宣言します。

□カーボンニュートラルの実現
観光に関連する温室効果ガスの排出量を2030年までに50%以上削減することを目標に変革を進め、2040年代のカーボンニュートラルの実現を目指します。

□サステナブルな観光地づくり
私たちは快適に楽しく過ごせる事を前提に、世界で高まるサステナブルな観光へのニーズに応えます。また神鍋高原を訪れる人が気候変動に対する気づきを得て、行動変容を促すことができる地域を目指します。

□自然の再生と地域資源の活用
エネルギーや消費と生産に関する仕組みづくりにおいて、地域資源を活用しながらネイチャーポジティブを実現し、環境負荷の低減と魅力的な観光振興の整合性がとれる方法を積極的に採用します。

□学びと挑戦
行政・専門家・事業者・市民の方々と共に学び、2023年内に先駆的な具体的行動計画を策定し、持続可能な仕組みへの転換に向けて挑戦し続けます。

私たちは以上の宣言内容をもって、西日本で最も歴史のあるスキー場としてスキーリゾートを牽引し、100年後も雪が残る未来に向けて行動します。

※カーボンニュートラル=温室効果ガス排出量を実質ゼロにすること
※ネイチャーポジティブ=生物多様性を含めた自然資本を回復させること

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1月25日(水)に、神鍋高原ゆきみらい100年宣言セレモニーと、気候変動×観光を考える勉強会が開催されました。

世界的に問題になっている気候変動に対して、スキーが伝わって100年の節目を迎え、雪不足が喫緊の課題となっている神鍋高原において、観光協会として行動していく事を決意表明する宣言。
宿泊事業者の方だけではなく、スキー場経営者、雪山を愛するスキーヤー・スノーボーダー、関連する施設の方や、商工関係者、行政職員の方や政治家の方、先進的に取り組んでおられる団体の方達など、多くの方にお立ち合い頂きました。

講師としてお越しいただいた、POW JAPANの代表の小松吾郎様と、昨年よりお世話になっているClimate Integrateの平田仁子様にも力強いエールをいただきました。

子どもたちや、さらにその子たちにより良い世界を残す為にも、引き続きどうぞよろしくお願いします。

セレモニー・勉強会の様子は以下の通りです。

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