神鍋高原ゆきみらい行動計画の説明動画が完成したので公開いたしました。
神鍋高原ゆきみらい行動計画とは…
子ども達と神鍋の未来ために100年後に雪を残したいと昨年発表した神鍋高原ゆきみらい100年宣言。
この宣言を元に、実際に私たちが何を行動していくのか。
現状の課題に向かい合い、さまざまな方と意見交換をしながら導き出したアクションプラン(行動計画)です。
神鍋高原が抱える大きな課題は3点
①減少傾向にある降雪量
直近10年間*の平均降雪量は1970年代の48%と半分以下に。
降雪量が少なく、スキー場の営業日数が減ると、集客数も減少します。
②宿泊者数の減少
2010年代**の平均年間宿泊者数は2000年代の70%と3割減。
③担い手不足
2000年に173軒あった宿泊施設の営業件数が2023年には38%の67軒に。***
宿泊業を営んでいる事業者のうち68%が事業承継の予定がなく、今後も減少していくことが予想されます。****
[注釈]
*2013~2022年の10年間
**2000年~2019年。2020~2022年は新型コロナウイルス感染拡大の影響が大きい為、2019年までの数字で比較。
***夏期の営業件数
****2022年に宿泊業を営んでいる事業者(35件)に実施したアンケートより
これらの課題に対して3つの戦略を設けました。
・気候変動対策(カーボンニュートラル)
持続的で心地よい魅力的な観光地を実現し、観光に関連する温室効果ガスの排出量を2030年までに50%以上削減。2040年代にはカーボンニュートラルの実現を目指します。
・地域資源の活用と再生(ネイチャーポジティブ)
自然の再生と地域資源の活用を持続的に発展させ、ネイチャーポジティブを実現します。
・選ばれる観光地づくり(サステナブルツーリズム)
神鍋高原がこれまでの歴史で築いてきた魅力に、新たにサステナブルな魅力を加えることで、「神鍋ブランド」をアップグレードしていきます。
以上の3つの柱を軸に神鍋ブランドの確立を目指します。
サブタイトルは
「THANK YOU FOR THE WINTER!」
冬を愛し、自然を愛し、神鍋高原を愛する私たちの決意としております。
神鍋高原の持続可能な未来に向けての歩みに応援のほどよろしくお願いいたします。